ヘルバルト独自の表象心理学

2011.04.06

ヘルバルト独自の表象心理学によれば、人は何らかの事柄に注意を注ぐ時、注意されたものはそれと似た別の表象を喚起し、興味はこの新たな表象への期待の内へと浮遊することになる。そして心情状態の変化のなかで、時に興味は期待から欲望へと変わり、欲望の対象への要求は行動へと繋がる。ヘルバルトはこうした人間心理のメカニズムの上に、個々の事物を明瞭に捉え、それを既知のさまざまな表象と連合させることによって、豊富な知識内容を系統立て、そこに見出される秩序をさらに新たな対象へと拡大、適用することで、多面的で、包括的な「思想圏」の形成が可能となると考えるのである。多面的な興味の喚起を意図する教授は、以下のようにそれぞれに三分される二つの系列において行われることになる。
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