高学歴化のメリットは非常に大きく、これからの看護を考えたとき、看護師の大学卒の学歴は当然といったほうが妥当かもしれません。医学の進歩や医療機器の発達は日進月歩です。最近では、総合病院を退職した看護師が復職して勤務に支障がない期間は二年が限度、といわれているぐらい進歩が激しいのです。その知識・技術についていくには大学卒の学歴が必要です。医学が発達すれば、現場での治療方法も進展します。それに伴って看護の方法も高度化され、看護師が専門家として独自の判断を要求されることが多くなってきます。すでに医師の診断に対応して「看護診断」という言葉もつかわれ(アメリカでは実際に行われています)、日本でも研究が重ねられ、実践に移している病院も出てきました。このように高度な判断を責任をもって行うには、より水準の高い専門知識や能力を備えていなくてはなりません。専門看護師の項で述べたように、看護管理者や専門看護師の場合は、さらに大学院レベルの学問が必要になってきます。現在大学院の学生達でつくっている横断的な研究会があるので、そこでの現状を報告してみましょう。ここに今後の高学歴化の方向性が感じられます。
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